●3080●『ワルキューレ ヒトラー暗殺の二日間』『生命の実相―頭注版第13巻』『生命の実相―頭注版第14巻』『日米同盟の正体』『東京スタンピード』『おかしいぞ!警察・検察・裁判所』『叫び―冤罪・大崎事件の真実』『ヒマラヤ山麓に柔道があった』『日はまた昇る』『生命の実相―頭注版第25巻』『インド式超速★計算術』『三島由紀夫伝説』

2009年7月10日 22:32:40





ここ数日、本をたくさん読んでいた。
次から次に手当たり次第に読んでいた。頂いていた本をどんどん読んだ。
本一山を崩した。ページをカウントすると3080ページ。読みに読んだ。
そしてこの他に全集を2冊読み終えた。

携帯電話料金が毎月繰り越していた。
何千円も繰り越していた。そういえば基本的に電話をしないな、と思った。
そう思って、先月だか先々月だかに、料金プランを下げた。一番下げた。
下げた途端、電話でのやりとりが多くなった。
そんな仕事が重なった。電話で、それも長時間の電話をしていた。
今日、請求書が来て驚いた。こんな金額は初めてだ。
料金プランの変更が、完全な裏目にでた。

それにしてもこんなに本を読んでも、何も満足しない。
思想書にどっぷりのせいか、時局的な本を読んでもなにも得るものがない、と感じる。
小説しかり。
物語らしい物語が、ない。つまらない。

本ばかり読んで、万年筆を握っていなかった。
脚本の完成まであと少し。

演劇を始めて27年。いろんな作品と出会い、いろんな人と出会い、いろんな劇場と出会い、
いろんなことがあって、いろんな言葉と出会い、
そういえば、「演劇は居酒屋で作られるんだ」と言われていた。
今でもそう言う人は、たくさんいる。
稽古を終えて、みなで酒を酌み交わしながら作品について討論を交わす。
その交わされる言葉の積み重ねや、ひらめきや発想が作品に反映される、という。

そんなこと、あるはずがない。笑止。
演劇は稽古場でしか創ることはできない。笑わせるな。
そんなことあるはずがない、ということを論理立て、系統立てて説明することさえ、

バカらしい。

それに、飲み屋外交ということも盛んに言われていた。
飲みに行き、他団体関係者や先輩方と顔をつなぎ、仕事につなげる、
そして、お客さんとして劇場に足を運んでいただく。

バカらしい。
バカらしい。

時間を持て余した有閑演劇人のお遊びだ。そんな奴に作品なんか創れるか。
考え抜く時間を外交に費やしてどうするんだ。
考えつくすのに有限の時間で足りると思っているのか。
劇団員一人ひとりの人生を思い尽くすのにこんな時間で足りると思っているのか。

演劇は、稽古場で創られる。
観客は、その作品を観に来る。
それ以外の何があるというんだ。

小細工ばかりの20年、演劇界。
今日は、何故か、SIONばかりが流れる。

そんなにいうなら、そんな作品を創ってるんだろうな、と私語する死霊が笑う。
当たり前だ。金を払って観に来てみろ、と私語する死霊に喧嘩を売る。
金を払って観てくれ。そして、批判してくれ、唾棄してくれ、二度と観るかと言ってくれ。
自分たちに甘えない、と同時に観客も甘やかさない。

さて、本を読みながらも考え続けていた脚本のラストシーンだ。
頭蓋の中にあるこのあまりにビジュアルなイメージを言語化できるか。
一語ずつ書き足していく。

時間が、欲しい。
時間が欲しい。

『ワルキューレ ヒトラー暗殺の二日間』スティ・ダレヤー

(306)

『生命の実相―頭注版第13巻』谷口雅春

(188)

『生命の実相―頭注版第14巻』谷口雅春

(199)

『日米同盟の正体』孫崎享

(277)

『東京スタンピード』森達也

(238)

『おかしいぞ!警察・検察・裁判所』魚住昭・斎藤貴・大谷昭宏・三井環

(237)

『叫び―冤罪・大崎事件の真実』入江秀子

(263)

『ヒマラヤ山麓に柔道があった』金子晃

(265)

『日はまた昇る』ビル・エモット

(160)

『生命の実相―頭注版第25巻』谷口雅春

(232)

『インド式超速★計算術』佐々木隆宏

(223)

『三島由紀夫伝説』奥野健男

(492)