森本薫氏から頂いたとぼけた顔のウィーンの梟

2010年4月21日 18:00:58

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梟の置物やキーホルダーなどの
梟デザインのあれやこれやは全国のあちらこちらにある。
どこの温泉に行ってもなぜかしら梟のそれらがある。
観光地に限らず、高速道路の休憩所にも梟が、必ずいる。
福を呼ぶのか、苦労知らずなのか、縁起物だろう。

実際に一緒に暮らしているとそんなことはあまり感じない。

威張っている。我が物顔だ。連れてくるといったら、ティッシュだの靴下だのだ。
靴下をくわえて飛び回るコトバに、「福でもくわえて来い!」と言うと、まず、知らん顔。

劇団再生に大きな体と力を貸してくれる森本香氏。
彼がある日稽古場で、こやつをくれた。梟だ。日本のデザインではない。
それは一目見てわかる。日本のデザイナではない。アメリカでもなさそうだ。
ヨーロッパか、と思っていると、ウィーンだった。

あのウィーンだ! 憧れの街ウィーン。
そこからやってきた、梟君。名前はまだない。
万年筆に寄りかかってみたり、コトバに対面させてみたり。

なんともいえない顔だ。真夜中、ぼんやりこいつを眺め、ぼんやりの時間をぼんやりしたり。
なんともいえない顔。森本氏も一目で気に入ったろう。
ウィーンの街で彼とこいつが出会った姿が目に浮かぶ。

真夜中にぼんやり、眺めていたり