『衝撃犯罪と未解決事件の謎』『“殺人”の真実』『私説昭和文学』『戒厳令―伝説・北一輝』『極左暴力集団・右翼101問』『70年大百科』

2010年5月11日 22:47:19




何だかんだと本は読んでいる。
ここ数年、「読書とは何か」と考え続けながら、こうして本を読んでいる。
「読書とは何か」と、形而上で考えながら、観念的に考えながら、現実的に考えながら、
生活のレベルで、主義を持ち込んでみたり、生物学的な観点にたってみたり、
いろんなアプローチで、それを考えてきた。
もちろん、今も考えている。考え続けている。
なかなか、「なるほど! そうか! これだ!」と答えはでない。
答えは出ないけれども、本を読みながら、どうしても考えてしまう。

本を読みすぎて、人生が破綻しようとしている。

鈴木邦男さんのご指導で全集を読み進めながら、それに疲れたら、軽い本を読んだりもする。
ノルマがある。ノルマがないとなかなかきちんと読めない。
誰に対するノルマなんだ、と自問することもある。そりゃ自分自身だ。
ノルマが達成できないと、罰を受けるんだ。
その罰はなかなか恐ろしいもので、罰金や体罰や降格なんかじゃない。
そんな罰なら、いくらでも受けよう。読書ノルマの罰は、そんな可愛いもんじゃない。
語るも恐ろしい、罰。まさに「罰」

本を読みすぎて、人生が再構築されようとも、している。

見沢知廉という46年の生涯。
見沢さんは、たくさんの書物を遺して死んだ。膨大な本を読んだ人生だった。
今、目の前には見沢さんが遺した書籍が山積みになっている。
一冊ずつ開く。

こんな本を読んでいたのか。

一冊ずつ、開き、中を確認する。
乱暴に引かれた傍線、判読不可能な書き込み、折込み、手垢のついたページ、
千葉刑務所の検閲済みのシール、囚人番号と本名・・・・・
驚くほどの勉強量だ。
これほどの入力をしていたのだ。
そして、出力は、10数冊の本とあちこちの雑誌に連載した短文・・・
たったそれだけだ。これほどの入力があったというのに。

これほど勉強していたというのに。

見沢さんは、本を読むことをどう考えていたのだろうか。
何かヒントはないだろうか、と遺された本の分類を進める。
何百何千というそれらの遺物を俯瞰していると大きな系統や分類があることがわかる。
わかるが、その系統がそのまま見沢知廉につながるかというと、そうではない。
見沢さんは何故これほどの本を読んできたのだろうか。
書くためだけに読んでいたとはとても思えない。

見沢さんは、読書をどう捉えていたのだろうか。

『衝撃犯罪と未解決事件の謎』近藤昭二
『“殺人”の真実』別冊宝島編集部
『私説昭和文学』村上もとか
『戒厳令―伝説・北一輝』別役実
『極左暴力集団・右翼101問』警備研究会
『70年大百科』

見沢さんの遺した本を整理しながら、そのまま一冊読み終えたり、
今では入手困難な本が出てきて、一人心躍らせたりしながら、見沢さんの46年を思う。

見沢さん、あと3年で追いつきますよ。
あと3年で。