『ロシア革命の思想』【世界思想教養全集13】・『寺山修司青春歌集』『不思議図書館』『ヴァン・ゴッホ』『死刑執行人の苦悩』『死刑囚の最後の瞬間』『逆・日本史―昭和→大正→明治』『諸子百家』

2010年7月11日 01:06:12

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【世界思想教養全集全24巻】も半分を終えた。
【世界の名著全81巻】もどんどん読み進めている。
やっぱり寺山修司が好きだ。何度も読む。口ずさむ。
アルトーを読んだ。中国思想を読んだ。見沢さんが遺した本を読んだ。
ノルマは充分達成してきている。簡単なもんだ。
一日一冊は必ず読む。少しでも時間があれば、二冊は読める。
一日時間があれば、四冊五冊は簡単に読める。

それがどうした

と声がした。

それがどうした? どうもしやしないさ、俺が勝手に読んでるだけだ。
だが、

どこで、声がしたんだ。

そうだ、俺が勝手に読んでいるだけだ。
誰かと比べている訳でもない。競争しているわけでもない。
脅迫されているわけでもない。賞金があるわけでもない。健康にいいからでもない。
勝手に読んでるだけだ。

それがどうした

今度は、俺が言った。

誰も、俺の読書をどうのといえるはずはない。
同じように、俺が、誰かの読書をどうのといういわれもない。
あんたの読書はあんたの読書だ。俺の読書が俺の読書であるように。
あんたらの読書があんたらの読書であり、そこに何があろうがなかろうが知ったこっちゃない。

ノルマ? 簡単なノルマを設定してしまった。
上方修正? しようがしまいが結果は同じだ。
読めるだけの本を、

ただ読む

500冊だか、1000冊だか、

ただ、読む。

『ロシア革命の思想』【世界思想教養全集13】
『寺山修司青春歌集』寺山修司
『不思議図書館』寺山修司
『ヴァン・ゴッホ』アントナン アルトー
『死刑執行人の苦悩』大塚公子
『死刑囚の最後の瞬間』大塚公子
『逆・日本史―昭和→大正→明治』樋口清之
『諸子百家』貝塚茂樹

ようやく、自分の読書がわかってきた。

なんだ、これまでに脚本に書いてきたことばかりじゃないか。
一行八文字の読書論。

なんだ、おんなじじゃないか。
夢中になって考え続けていたことだ。それがただの読書論だったなんて。
そうか、そりゃそうだ。一行八文字。

誰も彼もが自身の読書論をもって生きている。
無我夢中で生きている。たった一人の読書論を胸にいだき、生きている。
そんな彼らに、

何かを言うことなんかできるはずがない。
おせっかいもいいとこだ。ありがた迷惑だろう。俺がそうだから。

知ったことか、と本を読む。
そして、真夜中、口をつぐむ。

口をつぐんで本を読む。
何も言わずに、何も語らずに、口を閉ざして、

本を読む。

『ロシア革命の思想』【世界思想教養全集13】


概説/江口朴郎

レーニン


「哲学ノート」川内唯彦 訳

レーニン


「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成要素」村田陽一 訳

レーニン


「資本主義の最高段階としての帝国主義」堀江邑一 訳

レーニン


「国家と革命」平沢三郎 訳

トロツキー


「文学と革命」山西英一 訳