『スピノザ ライプニッツ」【世界の名著25】・『軽蔑』『過激派壊滅作戦』『警備公安警察の研究』『交換殺人には向かない夜』『学ばない探偵たちの学園』

2011年6月17日 23:47:55

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発熱に一日ひっくり返る。
ひっくり返り、本を読む。『世界の名著』に疲れたら、東川篤哉をひらく。
東川篤哉に飽きたら、『世界の名著』を開く。
中上健二のみずみずしさに自分を重ね合わせ、『軽蔑』というタイトルに秀逸に改めて驚く。

『スピノザ ライプニッツ」【世界の名著25】
『軽蔑』中上健次
『過激派壊滅作戦』滝川洋
『警備公安警察の研究』広中俊雄
『交換殺人には向かない夜』東川篤哉
『学ばない探偵たちの学園』東川篤哉

原稿を書くために資料を探したり、
書いたことの裏付けを取るためにその出典を探したり、
その出典の根拠を遡って調べたりしているうちに、インターネット上の情報の
あまりの不確かさに寒気がする。ウィキペディアもそうだ。大きな研究サイトもそうだ。
インターネット上の情報は、とても引用には使えない。
字の間違いは当たり前のようにあり、句読点の位置、改行、出典の非明記など、
とても怖くて使えない。

おのずと原典を探すことになる。
手元にある本ならいいけれども、手元になければ近所の図書館に探す。
古い本や貴重な本などは、時間を見て国会図書館に足を運ぶことになる。

今日は、だめだ。熱が下がらん。
本を読むのがやっとだ。夢とうつつの間で、ぼんやりと文字を追うだけ。

熱が下がれば、全部やっつけてやるのに、と思いながら、寝汗に濡れる下着を着替える。
替えの下着がなくなった。洗濯しなきゃと思いながらも、体が動かん。

まったくもう、どうなってんだ、この体は。

『スピノザ ライプニッツ」【世界の名著25】


責任編集/下村寅太郎

スピノザ


「エティカ」工藤喜作・斎藤博 訳

ライプニッツ


「形而上学叙説」清水富雄・飯塚勝久 訳
「モノドロジー」清水富雄・竹田篤司 訳
「小品集」清水富雄 訳