コトバが今年も卵を産んだ

2011年7月16日 10:04:08

写真

写真

コトバ、女、5歳。今年も卵を産んだ。
昨年初めて産卵して、今年もかな、と思っていたら、やっぱりだ。
2週間前くらいから、ケージの中の新聞紙をくちばしでびりびり破いて、
きれいに巣を作り始めていた。そういえば、昨年もそうだった。

そして、鳴き声が微妙に変わってきていた。
甘えるような声をだし、呼び掛けてくるような声を出していた。
実際に甘えてきていた。普段は、威張ってぼくを見下しているコトバだけど、
産卵期には、「にゃーにゃー」と鳴きながら、すり寄ってくる。

なるほど、ぼくが、男か。

ベッドに横になって本を読んでいると、飛んできて、ぼくを見ている。
机について仕事をしていると、キーボードの上に乗って、邪魔をする。
なんにせよ、甘えてきていた。

コトバ、女、5歳。卵を産んだ。
昨年は、12個の卵を産んだ。梟屋さんと相談した。
「あまりたくさん産むと体力が落ちるし・・・」、さて、どうしようかと。
昨年は、産んだ卵をすぐに取り上げていたが、
今年は、少しの期間、抱かせてみよう、ということになった。
卵を抱いている間、次の卵を産むことはないらしい。1週間くらい抱かせてみたらとの提案。

コトバは卵を抱いている。
近づくと、うなり声をあげて、威嚇してくる。女だ。強い。怖い。

とはいえ、その姿を見ているのも辛い。

コトバ、その卵は無精卵だ。孵ることのない卵だ。
あと数日すれば、ぼくが取り上げる。コトバ、それは孵ることのない卵だ。

コトバ、健康第一。
コトバ、仲良し第一。