『ハイデガー』【世界の名著62】・『黒豹撃戦』『黒豹狙撃』『帝王コブラ』

2011年11月19日 15:24:33

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随分前に読んだ「黒豹シリーズ」。
先日、知り合いの方にまとめて頂き、懐かしくて最初から再読。
『特命武装検事・黒木豹介』だ。その肩書から只者じゃないことは、わかる。
実際、只者ではない。強い。もう大変に強い。そして、いい女を連れている。
こんな男がいるのか? とそりゃ思いもするが、読んでいると、いるように思うから不思議。
そして同時に、こんな女がいるのか? と。こちらもやっぱり目に見えてくるよう。
漫画的、と言えばそうなのだろう。漫画の主人公に感情をスライドさせていく感覚だろうか。
どんどん読めて、その速度感も心地いい。それにしても、かっこいい。

再読だけれども、面白い。
結末は覚えているし、大きな事件も覚えている。それでも面白い。

500冊は見えてきた。
振り返ってみると、やっぱり「たくさん読んだな」と思う。
読書の時間をはっきりと決めて確保する生活サイクルにしたことが吉と出た。
早朝読書もなるべく実践している。夜の読書は、もう仕事だ。
決めた時間になったら、ちゃんと読書。決められた時間までは何が何でも、読む。
あちこちへの移動もなるべく電車でするようにした。バイクだと本が読めない。
一ページでも多く、一行でも多く、と。

『ハイデガー』【世界の名著62】
『黒豹撃戦』門田 泰明
『黒豹狙撃』門田 泰明
『帝王コブラ』門田 泰明

ハイデガー・・・

んー、何回読んでも、わかったような、わからんような・・・
名作と名高い「存在と時間」。読んだのは2回目。たった2回じゃ、わからんか・・・
読みやすいと言えば読みやすいのだけど、どうもすんなりと、来ない。
これを理解する基礎的なところが自分にはまだ足らないのだろう。
完全に理解するには、と、考えながら読んだ。

・・・ハイデガーまでの西洋哲学を全部やるのか? ・・・今から? ・・・
いやいや、今からかどうかは関係ないんだ。それしか方法がないのか、って話か。
必要ならば、今から全部やり直すが・・・さて・・・
確かに名作なんだろうな、とも思う。翻訳もおかしいとは思えない。
リズムもいい。タッチもやわらかいくて心地いい。理解したい! とやっぱり思う。

もう一回読んでみる? んー・・・
機会があればきっと読むだろう。でも今は、もっと先に進みたい気分だ。
ハイデガー・・・、一体どんな頭をしてるんだ・・・

『ハイデガー』【世界の名著62】


責任編集/原佑 訳

ハイデガー


「存在と時間」原佑・渡辺二郎 訳