『製鉄天使』『赤朽葉家の伝説』『不完全ナックル』『2』『彼女と僕の伝奇的学問』『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1〜巻の4』『吉原はこんな所でございました』『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』『一箱古本市の歩きかた』『海より深し』

2012年12月6日 21:39:35



12月
街はクリスマス気分
あちこちから思い出したようにジョンの声
そして
俺ときたら
いつもこの頃になると
なにかやり残したような
やわらかな後悔をする

いつも12月がくるとシオンの声が口をつく
今はそれほどジョンの声が街に流れることもなく
何かやわらかな後悔を感じるかなと思ったり

けれども、いつもこの頃になると読書ノルマが気にはなる
あと一か月をきった
今年は何冊を読めるだろう

今日現在で、435冊
一日一冊月に30冊以上、というノルマは充分に達成している
そして、目標の500冊まであと65冊

残り25日で65冊
その間、仕事も予定もなく、ただ読書だけをすることができれば可能な数字だが
なんやかんやと忙しい

忘年会の予定に始まり
原稿の締め切り
あれこれと手を出している仕事の締めだのなんだの

12月というだけで仕事が増える
直接換金されるような仕事ではないが来年に向けてのつなぎ的な作業
隙間隙間にそんな予定を組んでいく

あと25日で65冊
そんな生活ではちょっと無理か
読めたとしてあと30冊くらいだろう

目標の500冊
今年はちょっと無理そうだがやるだけのことはやったつもりだ
さて来年の読書ノルマだが

どうしたもんか
冊数を重ねるというのはとてもわかりやすいノルマだ
だが疲れる

読書の質が落ちているようでなんとも気分がしゅっとしない
来年か
これまでになんどか提案してみた著者ノルマはどうか

ドストエフスキー
埴谷雄高
太宰治

安部公房
野村秋介
丸山健二

そんなあたりを全部読む
というノルマだがどうか
偏り過ぎか

なんにせよ12月
野村さんの墓参りに行こうか
シオンを聴きながら野村さんに会いに行こうか

『製鉄天使』桜庭 一樹
『赤朽葉家の伝説』桜庭 一樹
『不完全ナックル』十階堂 一系
『2』野崎 まど
『彼女と僕の伝奇的学問』水沢 あきと
『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1〜巻の4』夢枕 獏
『吉原はこんな所でございました』福田 利子
『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』太田 直子
『一箱古本市の歩きかた』南陀楼 綾繁
『海より深し』岡本さとる