コトバにカメラを向けたら、のこのこと近づいてきた

2013年1月4日 02:18:43

写真

毎日毎日、読んでは書き読んでは書き。
ひたすらにそれを繰り返している。
ジョナサンやらフラカッソやらシャノアールをハシゴしながら書いている。
トートバッグに本とパソコンと原稿用紙をぶっこんで平和台をうろうろ。
次から次に読んで書いて読んで書いて。

そして、夜は腰を据えて脚本を書く。
久しぶりに一冊の資料も揃えずに書いている。
全部、この頭の中だ。安っぽい言葉を書く理由はどこにもない。
書きながら嬉しくなってくる。書くと言うのは元来こんなに自由なんだと。

テーマや作品やモチーフに縛られ、
資料を大量に扱うことに安心を覚えていた。くだらん。

テーマなんか知ったことか。
モチーフって一体何なんだ。
そもそも作品を創るという行為自体が本末転倒だったんだ。
作品は創るものではなく、その時そこにあるものが作品だということがいつのまにか、

こぼれおちていた。

5月には発表するだろう。ぼくの頭の中がそこにばーんってなるだろう。
タイトルは、『暗室の窃視者』

そうだ。ぼくは、窃視者だったのだ。

真夜中も真夜中。
手を休め、コトバと話す。呑気な顔でぼくを見ている。