『ケイリン探偵ゆらち 女流漫画家殺人事件』『事物はじまりの物語/旅行鞄のなか』『現代日本の謀略事件』『潜水艦 誰も知らない驚きの話』『突然、僕は殺人犯にされた』『誰の墓なの?』『猫のパジャマ』『毒殺師フランチェスカ』『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』『ブラッグ 無差別殺人株式会社』『カササギたちの四季』『旭龍 沖縄ヤクザ統一への軌跡――富永清・伝』

2014年4月20日 22:25:56

山平重樹さんの新刊が発売されています。

『旭龍 沖縄ヤクザ統一への軌跡――富永清・伝

それにしても山平さん、どんどん書いてるな、と驚いてしまう。
それは、鈴木邦男さんもそうだ。お二人とも一体いつ書いてるんだろう、と不思議に思う。

そんなふうにひたすら書く人がいるので、ぼくのようにひたすら読む人もいるのだ。



次の作品を発表するための創作に入った。
創作に入るという出来事に対しては、これまで何度も経験してきた。
一時期は年がら年中創作期間であり、ひたすらそれに没頭していた。
今回は、少しその期間が空いた。半年くらい空隙があっただろうか。
それが理由かどうかはわからないが、

全日、つまり一昨日。寝つけなかったんだな。
創作は体力を使う。驚くほど体力を使う。だから前日はたっぷり寝ておこうと思ったのだが、
これが、全然、全く、なぜか、寝つけなかった。あららー、と思ってるうちに4時になり5時になり、
外は明るくなり、弱ったなー、と思っているうちに6時がやってきて、笑った。
これじゃまるで楽しい遠足を翌日に控えた小学生じゃないか!

布団を蹴り飛ばし、コーヒーを飲んだ。飲んで、また横になった。
そしたら、いつしか眠っていた。9時の目覚まし。最悪の目覚め。ままよ、と飛び出した。

創作。

俳優が顔を揃え、脚本を読んだ。
作品の構造を説明し、実際の創作に取り掛かった。

絵描きになりたかった、と改めて思った。
色を載せていく。油も水も載せていく。キャンバスの肌触りを活かしたり、殺したり。
載せた色を削ったり、ひっかいたり。体力勝負なのだ。ひたすら体力勝負なのだ。
ああ、画家になりたかった、と思った。
もちろん、画家になるためには、今からでも遅くはないだろう。
でもきっと、本当に画を描くよりも、生きた人間を喰らう方がよほどおいしいに違いない。
それは、なんとなくだが、感じている。だから、ここにいる。

読みかけになっていたあれやこれやを一気に読み散らかし、
今日も一日読書三昧。

『ケイリン探偵ゆらち 女流漫画家殺人事件』高千穂 遙
『事物はじまりの物語/旅行鞄のなか』吉村 昭
『現代日本の謀略事件』謀略事件追跡グループ
『潜水艦 誰も知らない驚きの話』博学こだわり倶楽部
『突然、僕は殺人犯にされた』スマイリーキクチ
『誰の墓なの?』ジェイミー・メイスン
『猫のパジャマ』レイ・ブラッドベリ
『毒殺師フランチェスカ』サラ プール
『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』青柳 碧人
『ブラッグ 無差別殺人株式会社』両角 長彦
『カササギたちの四季』道尾 秀介
『旭龍 沖縄ヤクザ統一への軌跡――富永清・伝』山平 重樹