ドストエフスキー体験

2015年7月28日 01:34:50

確かに、今も重く根強くぼく自身の思考に大きな影響を与え続けている

12歳で出会ったドストエフスキー
あの頃、大人が読む読み物に惹かれていた
ドストエフスキー、三国志、徳川家康という大作を読んでいたのだ
わかるとかわからないということが問題ではなくただの背伸びだったのかもしれないが

そんなドストエフスキー体験が何十年も影響を及ぼしている

作品の導入に言葉が足らないと
一日中そればかりを考え、真夜中になってようやく一文をものにしたが、
読み直してみるとそれはまるっきりドストエフスキーだった
ラスコーリニコフのようであり、
スヴィドリガイロフのようであり、
マルメラードフのようであり、
ムイシュキンのようであり、

読み直し、なるほど、ぼくらしいなと思った