森田童子と過ごす夜

2018年10月1日 12:17:53

さよなら、ぼくのともだち

一つの作品を発表した。

「正義の人びと」。何回目かの作品。個人的に大好きな作品。

 

天候が不安定な中、会場に足をお運びいただいたみなさま、ありがとうございました。

この小さな団体に力を貸していただいたスタッフの皆様、関係者のみなさま、ありがとうございました。

10年以上も毎回、休むことなくトークに参加していただいた鈴木邦男さま、ありがとうございました。

たくさんのわがままを快く受け入れていただいた館主塚原さん、ありがとうございました。

こんなすごい脚本を後世に残してくれたカミュ、ありがとうございました。

そして、ぼく自身に、ありがとうございました。

 

作品を発表することの恐怖と恍惚

 

会場から帰宅し、台風の音を聞きながら、レコードプレイヤーをセットした。

森田童子のアルバムを出し、きれいに磨く。

シャワーも浴びた、解くべき荷もといた、明日の準備もした、水分をとり、コンビニの弁当を食べた。

パンツにTシャツ。

ベッドの前にどっかと胡坐をかき、そっと針を落とした。

 

森田童子の声

 

台風が部屋を揺らす

このまま全てが破壊されればいい、と思った。