『実録憂国のカリスマ野村秋介』原作/山平重樹_脚本/天龍寺弦_作画/木村栄志

2007年12月14日 22:35:49

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先日、同志Tさんと友人Cさんから
ほぼ同時に携帯にメールが届いた。

「この漫画読みましたか?!」

画像が添付されていて、
そこには、野村秋介さんが!

最近流行の形の漫画。
コンビニで売っている300円から500円くらいのシリーズ。
お二人のメールにも、「コンビニで売ってます」と。
その足で通りすがりのコンビニを数件覗くも、
発見できず。

この手の漫画が店頭に置かれる時間の短さは衝撃的で、
売り切れたらそれまで。
そう思うといてもたってもいられず、
通るコンビニ、
見かけるコンビニ、
足しげく探し、

ようやく渋谷のコンビニで発見しました。

『実録憂国のカリスマ野村秋介』
原作/山平重樹
脚本/天龍寺弦_作画/木村栄志

演劇を志しながら、
山口ニ矢の17歳の一瞬をまぶしく見ていた自分。
毎日のように新宿をうろつき、
ある日、
紀伊国屋で目に留まった、いささか高価な一冊の本。
どうしても、読みたくて、
レコードを売ってお金を作り購入した本。
『さらば群青』

野村秋介さんの著書。
早稲田のとんかつ屋チェーン店でバイトをしていた当時。
厚くて重い一冊を大切に持って帰り、
むさぼるように読んだ一冊。
バイトの時間に間に合わず、
本を読むために何度も当日欠勤をしていた。
『さらば群青』を読んだときもそうだった。
あと、10分で出ないと間に合わない。
もう、出かけないと間に合わない。
でも、読みたくてやめられない。
バイト先に電話一本するのがうっとうしく、
知らん顔。

とんかつ屋さんは、クビになり、
読みきった一冊。

この漫画には、野村秋介さんの一生が凝縮され、
描かれています。

ああ、言葉にならない・・・