意味の意味をどう語ることができるか

2010年8月26日 21:04:04

ここにいる理由、

ここにある意義、

ここにいる価値、

ここにある現実、

そんなことはどうでもいいんだ

そこに意味があるかどうかを問い続けている。

足をぶらぶらさせながらくわえ煙草で意味の意味をもてあそぶ。

「ぼくたちの意味」、それじゃまるでものにならない。

それが台詞だとしたらまるっきり素人のホンだ。

ぼくたちは常にぼくであり、

ぼくは常にぼくたちであり、

同時に常にぼくはぼくだ。

ならば

「ぼくの意味」と書くべきか。

そんなわかりきったことを?

恥しくって書けやしない。冗談じゃねぇ。

まがりなりにもぼくは常にぼくなんだ。

自同律の不快?

なるほど、いい質問だ。

そういえば随分と長い間その不快の狭間にすっぽりとはまりこんでいた。

そんなもん、とっくの昔に突破したんだ。

昔の話なんかするんじゃない。

一枚の画を相手に問わず語りの真夜中を待つ。

【撮影・平早勉】