『中核VS革マル(上・下)』『全学連と全共闘』『新左翼運動全史』『歴史としての新左翼』『二十歳の原点序章』『二十歳の原点ノート十四歳から十七歳の日記』『増補 失敗の愛国心』『悩める日本共産党員のための人生相談』『わたしが国家について語るなら』

2012年1月29日 22:20:40



一般化するには、もう少し時間がかかるなあ、と思いながら、目を覚ました。
楽しい夢だった。「内ゲバ保険」のセールスをしている夢だった。
コンビニでアルバイトをしていたぼくに、店長が「うちでも保険を扱うことにした」

「ついては、高木君、大ヒットする保険を作ってくれ」と指示された。
雑誌棚を整理しながら、「では、新左翼総合保険はどうでしょう」と提案した。
店長は、快諾し、ぼくがそれを売ることになった。

豊富なオプションを用意した。これで売れない訳はない。保険業界もあっと言うだろう。
尾行発見特約、拉致特約、リンチ特約、自白特約、スパイ特約、自爆特約、デモ傷害特約、
逮捕特約、変装特約、アジト発見特約、機関誌特約、武器調達特約。

売れに売れた。店長に提案した。「内ゲバ特約を単独の保険にして売り出しましょう」
店長も大賛成だ。このコンビニの売り上げの半分を「新左翼総合保険」が占めているのだ。
バイト代の他に歩合で報酬をもらった。大した金額だった。

店長が言った。「そういえば高木君は以前、電信柱保険を大ヒットさせたんだったな」
随分昔の話だったが、そんなこともあったな、と思った。小さな女の子がコンビニに入って来た。
「いらっしゃいませ」と声をかけると、小さな女の子は、おでんを指さして、

「もうそんな時代じゃないわ」と不敵に微笑んだ。どう見ても5歳くらいなのに、
その笑顔は、100人の男を喰い殺した「いい女、かわいい女」のそれだった。
なるほど、そこんところをはっきりしなきゃな、と思った。一般化すべきはそこだったのか。

読書代行の依頼がぼちぼちとある。順番にこなせば、いい頭の体操になるくらいだ。
書店で本を探すのも楽しい。次はどんな本だろうかと出会いの楽しさもある。
よく聞かれるが、「書く」ことは苦痛でもなんでもない。いくらでも書ける。

楽しい夢のあと、「ポーン」と読書代行依頼のメールが届いた。

『中核VS革マル(上・下)』立花 隆
『全学連と全共闘』伴野 準一
『新左翼運動全史』蔵田 計成
『歴史としての新左翼』高沢 皓司
『二十歳の原点序章』高野悦子
『二十歳の原点ノート十四歳から十七歳の日記』高野 悦子
『増補 失敗の愛国心』鈴木邦男
『悩める日本共産党員のための人生相談』筆坂 秀世
『わたしが国家について語るなら』松本健一