『イエス・キリスト』【人類の知的遺産12】

2012年6月13日 00:04:07

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一日、本を読み続ける。
【人類の知的遺産】の中でも分厚い、『イエス・キリスト』を読み終えた。
鈴木さんとの読書対談でも話したけれども、
【人類の知的遺産】と【世界の名著】の編集の違いがはっきりしている一巻だ。

【世界の名著】の原典主義。

【人類の知的遺産】の解読主義。

どちらがいいとか悪いとかの話ではない。
世界中の思想原典を読みたいと思えば、世界の名著を読めばいい。
世界中の思想概説を俯瞰したいと思えば、知的遺産を読めばいい。
それだけの話だ。
【人類の知的遺産】に原典収録が少ない分、物足らなさを感じる人もいるはずだ。
でも、それを補って余りある詳細な研究・論文・解説の収録は、やはり一方の雄だ。

『イエス・キリスト』【人類の知的遺産12】荒井献

次巻は、『ナーガールジュナ』
世界の名著には収録されていない。これまで触れたことがない。楽しみだ。

そして、その次は、『ヴァスバンドウ』。
続いて『アウグスティヌス』。その次は、『ダルマ』だ。
全80巻。読破するまで何年もかかるだろうが、登るべき山だと、感じている。