『ロード&ゴー』『それでも、警官は微笑う』『近代日本の右翼思想』『右翼・ナショナリズム伝説』『ドストエフスキー』『ドストエフスキーの詩学』『憚りながら』『獄中十八年―右翼武闘派の回想』『第四間氷期』『飢餓同盟』

2012年10月23日 14:24:17



前回の読書会で安部公房の話題が出て、読みたくなり、読んだ。
どれにしようかな、と思いながら、全集を眺めてみたが、やっぱり読みやすいのは、文庫。
文庫大好き。持ち運びが容易で片手で操作可能。あれもこれも文庫にしてくれんかな、とも思う。
以前、鈴木さんともそんな話をした。
世界の名著とか日本思想大系とか人類の知的遺産とか、文庫で出せばいいのに。売れるのに、と。
売れる、とは言っても、はやりのライトノベルや著名人が書いたものに比べたら、そりゃ駄目だ。
駄目だけれども、読みたい人はいるのに、と思う。
出版社にもきっといろんな計算とか判断とか関係とかがあるんだろう、と文庫棚を眺めて、
安部公房を読んだ。手が伸びたのは、二冊。何度読んでも好きな作品だ。
好き、とは言っても、人に薦めることができるレベルの、好き、だ。
本当に好きな本を、人に薦めたことは、ない。99点は薦めるが、100点は、ぼくの、だ。

『ロード&ゴー』日明 恩
『それでも、警官は微笑う』日明 恩
『近代日本の右翼思想』片山 杜秀
『右翼・ナショナリズム伝説』松本 健一
『ドストエフスキー』江川 卓
『ドストエフスキーの詩学』ミハイル・バフチン
『憚りながら』後藤 忠政
『獄中十八年―右翼武闘派の回想』野村 秋介
『第四間氷期』安部 公房
『飢餓同盟』安部 公房

読んだ本は、こうして「高木ごっこ」にあげている。
と共に、エクセルで集計もしている。後々、分かりやすい。
高木ごっこには、読書代行だの、書評だの、原稿を書いたりだのでの読書は、あげてはいない。
当然だが、それらを統合的に集計するために、エクセルに入力している。
今年の読書表を眺める。昨年よりペースが悪い。悪いとは言っても、ノルマはクリアしている。
目標の500冊は、ちょっと届かないか。んー、疲労を、感じる。
20歳の時から、ノルマを決めて読んできたけれども、鈴木さんとノルマ読書を公言して、
それに囚われている。何が何でもノルマ達成。一冊でも多く、と。その疲労。
ゆっくり読みたい。好きなものを読み直したい。じっくりと時間をかけて一冊をやりたい、と。

雨と風の音。

コトバが部屋を飛び回っている。

今日の天候に何か不吉なものを感じているのか、コトバが落ち着かず、飛び回る。

部屋中にふわふわの毛をまき散らしながら。

コーヒーを淹れて、ネットに遊ぶ。

最近は、好きだった腕時計を眺めるのが楽しい。

やっぱり今でもその魅力にひかれる腕時計を眺めるのが楽しい。

http://www.bestgear.jp/hotta-group/barticle/2534.html

http://bizmakoto.jp/style/articles/1209/24/news075.html

http://www.bestgear.jp/gminter/barticle/2524.html

http://www.bestgear.jp/gminter/barticle/2527.html

http://bizmakoto.jp/style/articles/1208/08/news101.html

と、遊んでばかりでもない。
週末には、試験が待っている。前々からの大きな締切も迫っている。
今日の朝、受注した原稿の締め切りがある。大恩ある方の原稿にも取り掛からなければならない。
飛び回るコトバを気にしながら、コーヒーを飲む。

どうした、コトバ。
大丈夫だ。大丈夫。何も怖くはない。ここはお前の世界だ。
と、その世界を見回す。安倍公房が目について仕方ない。もう一冊、読み返すか。