『善導』【人類の知的遺産18】・『プーシキン詩集』『アンティゴネー』『仕事で使えるヤクザ親分の名言』『実録 神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界』『14歳限定症候群』『伝説のステゴロ・ヤクザ』『問題解決室(ソリューション・ルーム)のミステリーな業務』

2012年12月19日 21:18:34

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真面目に【人類の知的遺産】を読み進める。
今年はあと少し。19巻の『朱子』と20巻の『トマス・アクィナス』は読めるだろうか。
そうすると残りは、あと60巻。来年頑張って30巻。再来年頑張って30巻。で、読破。
次なる全集は、【世界の大思想】だろうか。
【世界の大思想】は、河出書房から、シリーズ出版されている。
1966年からの第一期、29巻。
1967年からの第二期、16巻。
1973年からの新装版、24巻。
2004年からのワイド版、44巻。
取り組むとしたらどれだろう。やっぱり初シリーズの第一期第二期版、全45巻だろうか。

【世界の名著】全81巻を読破したからか、【人類の知的遺産】がどうにも物足らない。
【世界の名著】は、基本的に原点収録だ。原典をたくさん読ませてくれるように編まれている。
一方【人類の知的遺産】は、時代や背景、その人物の伝記や原典解説を主に編まれている。
それはそれでとても分かりやすいのだが、がっぷり四つに組んで思想との戦い、という点では物足らない。
読み方や読み手の主旨思考にもよるだろう。
【人類の知的遺産】を先に読んで、興味が沸いたものの原典を【世界の名著】で読む、というのも手だ。
なんにせよ、やっぱり全集を読むという事はいいことだと思っている。
【世界の名著】を読破したからって、その内容を全部が全部覚えてはいない。
難しくてまったく頭から抜け落ちているものばかりだ。
それでも、頭のどこか、どこかの片隅に、難解な、抜け落ちそうな言葉が、どこかが引っかかっていたりする。
そんな片言隻語がなにかの拍子に表層に顕れたりするから、面白い。
なんでもない本とデカルトやハイデガーがリンクしたり、
神農思想がマルクスとリンクしたりする。面白い。そこから突拍子もない考えが浮かんだりする。

面白いのだ。
いろんな人物が、いろんな思想が、いろんな人生が、いろんな言葉が、いろんな国が歴史が、
頭のあちこちに引っかかっているのだ。その引っかかり方が滑稽で、自分でも面白い。
きっと来年も本を読んでいるだろう。
もういやだ。読みたくない。もう手をひかせてくれ。と思いながらも、手にはいつも本がある。
さて、来年のノルマを決める時期だ。
冊数でカウントしたり、ページ数でカウントしたり、ノルマとは別の上方目標を定めたり、
これまでいろいろとやってきた。さて、来年はどうするか。

やっぱり一日一冊、というのは、最低のノルマだろうか。
と、思うも、一日一冊のノルマだと、ノルマをクリアするために楽な本を選びがちになる。
ここ2年、ノルマを達成したいが、内容が貧弱だ、という思いに憑りつかれている。
じゃあ、どうするか。
例えば、年間300冊をノルマとし、その300冊の中の半数150冊を目的の著者にする。
150冊の著者ノルマだ。ドストエフスキー、太宰治、安部公房、埴谷雄高、高橋和巳。
残りの150冊のうち、30巻は、全集。
残りの120巻は、時局的なものや、知り合いの著作など、好きに読む。

というノルマはどうだろうか。質も量も満足できるノルマ設定じゃなかろうか。
決めるのは自分だ。決めてしまえば、それで済むのだが、どうか。
ただ、心のどこかで、(やっぱり年間500冊には挑戦したい)との思いもある。
これまでの経験から、500冊挑戦で質まで求める読書は本当に難しい。
欲求不満なのだ。質が充たされない思いに押しつぶされそうなのだ。強烈な言葉が欲しいのだ。

今年も残りわずか。
最後の一日まで、本を片手に戦ってはいるだろう。今年は、何冊でフィニッシュするだろうか。

『善導』【人類の知的遺産18】藤田宏達
『プーシキン詩集』プーシキン
『アンティゴネー』ソポクレース
『仕事で使えるヤクザ親分の名言』山平重樹
『実録 神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界』山平 重樹
『14歳限定症候群』壁井 ユカコ
『伝説のステゴロ・ヤクザ』山平 重樹
『問題解決室(ソリューション・ルーム)のミステリーな業務』伊園 旬