『ファイナンシャル フォーラム』どの本でもそうなのだが、

2014年3月2日 17:27:42

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読みながら、(どう書こう?)とつい考えてしまう。
書き出しはどうしようか、論点はどこだろうか、引用に相応しいか、などなど・・・
そして読み進めながら、(やっぱりこうかな)とか(考え直すか)と煩悶する。
それは、どんな本でも、だ。
仕事で書かなければならない本ならもちろんそう考えながら読まねばならないのだが、
現代の軽い小説でも古典でも経済書でも全集でも、だ。
困った性癖だとは、自分でも思っている。

本誌でこうして本の紹介をさせていただいているのだが、一度で原稿が決まることがない。
一度で、と言うのは、手にした時の印象、読み始めた時の思考、読みながらの組み立て、
と言った、案外長い時間をかけての思考の中での、「一度で」だ。

難しいのだ。
もう何年も書かせていただいているのだが、難しい、という一言しか、ない。
ひたすら勉強なんだな、と思う。本当にそう思う。
そんなぼくを見捨てることなく指導してくれる担当さんの忍耐強さに頭が下がる思いだ。
難しい、という言い訳が通用するはずもなく、当たり前だがそんな世界ではない。

なにがなんでも書くんだ、といつも思う。
そして、「書く」そして、「伝える」という、現象に恐怖する。

そういえば先日、写真の顔と全然違いますね、と言われたのだが、そんなに違うだろうか。
その方は続けて、一体いつの写真ですか?と問われた。
誤魔化す必要もなく、確か二三年前だと思いますよ、と答えたら、ますます驚かれた。
そんなに違うだろうか。

写真を見ると高木さんはとてもいい人みたいですね、と結語。

なるほど、そう見えるのか。では果たして実際はどう見えていたのだろう。
その写真を含めて「書く」という行為或いは表出だとするならば、
このプロフィール写真もまた一つの思考形態なのかもしれない。

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