『ある娼婦の秘密の生涯』マリー・テレ-ズ

2006年2月8日 19:13:00

写真

こんな本も読みますよ。
って、「こんな本」って何だ?
口が滑ってそう言ってしまいましたが・・・・
さて、今日の本は、
こんな本!

『ある娼婦の秘密の生涯』
マリー・テレ-ズ

下の写真を見てもらえれば、どんな本か
なんとなく分かりますか?
なかなか煽情的な表紙ですね!

さて、帯文から。

「戦中のナチスの占領下から解放後の米軍占領下まで
身体ひとつで時代を生き抜いた
パリの娼婦の赤裸な告白!
サルトルが主宰した雑誌『現代』に
戦争直後掲載され、
作者としてボーヴォワールの名も取り沙汰された
伝説の匿名ポルノグラフィー」

なにやら、由緒正しいポルノのようです。

感想ですが、こりゃ、翻訳の日本語では、ん?
ってなとこが多数あります。
原文はフランス語ですね。
あの仏文の美しさで読めると、
美しさとこの女性の強さ、たくましさが
もっと分かる気がしました。
しかし、
しかしですね、
このポルノグラフィーには、
時代があります。
生き様があります。
今、日本に蔓延している
女性の製品化みたいな、そんな、おぞましさは
微塵もありません。
生きている人間が確かに描かれています。